P001-画像表示プログラム

最近ではC#もいろいろ進化してるようだけど、まあその辺はいずれ学ぶとして、とりあえず昔の知識でできるところから始めよう。「画像をピクチャボックスに表示するプログラム」なんか簡単でいいかな。

●プロジェクトの作成

1. メインメニューから［ファイル］→［新しいプロジェクト］を選ぶく
2. 開いたウィンドウで、左上のツリーから［Visual C#］を選ぶ
3. 右のテンプレート一覧から［Windowsフォームアプリケーション］を選ぶ
4. 下の名前欄にプログラムの名前を入力（ここではImageViewとした）
5. ［OK］ボタンを押すと、プロジェクトが新規作成される

ここでツールバーの［開始］ボタンをクリックすると、プログラムがコンパイルされ、起動し、何もないウィンドウが表示された。よしよし昔と変わってないね。

（画像が入る予定）

●コードの入力

さてそれじゃコードを書いていくよ。ソリューションエクスプローラで、

Form1.csの名前を右クリック→［コードの表示］を選択

すると、コードウィンドウが開くから、次のようにコード入力する。

using System; using System.Drawing; using System.Windows.Forms; namespace ImageView { public partial class Form1 : Form { // ピクチャボックスとボタンを用意する private PictureBox MyPictBox; private Button MyOpenButton; // フォームのコンストラクタ public Form1() { InitializeComponent(); // ピクチャボックスを作る MyPictBox = new PictureBox(); MyPictBox.Name = "MyPictBox"; MyPictBox.Anchor = AnchorStyles.Left | AnchorStyles.Right | AnchorStyles.Top | AnchorStyles.Bottom; MyPictBox.Left = 4; MyPictBox.Top = 4; MyPictBox.Width = this.ClientSize.Width - 8; MyPictBox.Height = this.ClientSize.Height - 38; MyPictBox.BorderStyle = BorderStyle.FixedSingle; // ボタンを作る MyOpenButton = new Button(); MyOpenButton.Name = "MyOpenButton"; MyOpenButton.Anchor = AnchorStyles.Left | AnchorStyles.Bottom; MyOpenButton.Left = 4; MyOpenButton.Top = this.ClientSize.Height - 28; MyOpenButton.Width = 100; MyOpenButton.Height = 24; MyOpenButton.Text = "ファイル参照(&R)"; MyOpenButton.Click += MyOpenButton_Click; // ピクチャボックスとボタンをフォームに置く this.SuspendLayout(); this.Controls.Add(MyPictBox); this.Controls.Add(MyOpenButton); this.ResumeLayout(); } // ボタンクリックのイベントハンドラ private void MyOpenButton_Click(object sender, EventArgs e) { var dlg = new OpenFileDialog(); if (dlg.ShowDialog(this) == DialogResult.OK) { try { MyPictBox.Image = Image.FromFile(dlg.FileName); } catch { MessageBox.Show( "ファイル名:\n" + dlg.FileName, "画像が読めません"); } } } } }

ボタン等の配置は、Visual Studioのデザイナー上でマウスで置くこともできるが、個人的には上記のようにぜんぶコードで書くほうが好きだ。そのほうが早いし。

コード入力が終わったら、ツールバーの［開始］ボタンを押すとプログラムが起動する。［ファイル参照］ボタンで適当な画像ファイルが読み込めることを確認すべし。

（画像が入る予定）